ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

断捨離ともったいない精神と

この家に住んで一年が経った。
去年の今頃、職人さんがリビングの壁に漆喰を塗ってくれていたことを思い出す。
9月から住み始めていたけれど、改修工事が終わらなかったのだ。

朝ご飯を食べている頃に大工さんたちはやってきて、
保育園に行くイオリに「いってらっしゃーい」と声をかけてくれた。
途中入園で先生がわざわざ家庭訪問に来てくれたけど、
そこらじゅう養生シートが貼ってあったから、キッチンでお話したっけ。

無垢の床は当初の香りこそ薄れてきたけれど
裸足で感じる温かみ、心地よさは変わらない。
今はケイゴが這いずり回って、カラマツの節を不思議そうに眺めている。
これから年月を表すように濃い色に変化し、味を出していくのだろう。

大切な家、居場所。今後ともよろしくお願いします。

さて本題、身の回りの物との付き合い方について。
一年経ち、畑ごとが少し落ち着き、家の中に目が行くようになった。

東京のマンション2LDKに7年間住み、伊那谷の他の市で1年間暮らし、ここに至る。
ずいぶん持ち物は削ぎ落としてきたつもりだけど
ハナムスビの物やカズさんの両親の遺品などもあり、我が家は物が多い。

この家は広くてLDK以外に6部屋あり収納も充実していて、外倉庫まである。
各部屋の押入れにはだいぶ余裕があって、押し込んだままの段ボールがあっても困らない。
それでも整理したい衝動がむくむくわき出ている。

生活が変化して、要るもの・要らないものも明らかに変わった。

手始めに自分の衣類から着手。
洋服は着るものが限られることがわかった。
「東京行くとき着るかも」と思っていた類の洋服や靴は半減。
着やすいTシャツなどは作業着にまわせるから、色あせても取っておく。

子どもの物は知らずと増えていく。
もらった玩具、つくった折り紙、何となく捨てられなかった物たちを
ケイゴが引きずり出すようになったことを機に処分。
もちろんイオリの気持ちは汲んだけれど、ずいぶんスッキリした。
分類分けして自分で収納棚におさめることも出来るようになった。

以前から着られなくなったイオリの洋服はすぐに友達にあげていた。
移住するときにベビー用品一式も人に譲ったり捨てたりした。
ありがたいことにケイゴが産まれるときにはほとんどの物を友人にいただいた。
おさがりのおさがりが可能な物たちは、またどこかで使ってもらおうと思う。

不要なものを一気に処分すると家の中に風が抜ける感じがする。
物と気の相関関係ってわかるなぁ。
まだまだ、コツコツ、やっていきたい。

逆にこの生活を一年続けて「捨てないこと」の大切さも知った。
物は資源。捨てる前に第二の道を探す。

衣類を処分するときも、まずは使ってくれる人がいるなら譲る。
あげられないもの、売れないものは布を切って掃除に使う。
木綿の綺麗な布は保管して裂き織りに挑戦しようと思っている。

例えば包装紙だって簡単に捨てない。
ちょっとしたものを人にあげるときに役立つし、イオリの工作で使うこともある。
なんだかおばあちゃんっぽいと自分でも思うけど、物が二度三度生きると嬉しい。

私は「いつか使うかも」と明確な目的なくため込むことが好きではなかったけれど、
カズさんが廃材を使ってリフォームしてくれていることや
イオリが空き箱やラップの芯に絵を描いて手作りおもちゃにしている姿を見ると
棒一本だって将来使い道があるかもしれないと、改めるようになった。
ちゃんと見極めれば捨てるべきもの、後で使えそうなものがある。

IMG_5199.jpg

使い終わったテープの芯が腕輪に変身。
後ろにあるのは地方紙を丸めて作った剣。
描いている時間、作る集中力がタカラモノ。


「もったいない」
使わずにため込んでいる物に日を当てて敬意を示そう。
断捨離というより、整理して、仕分けして、別の用途で活かす作業か。
一年経って、ようやく持っている物を見直すときが来た。

物を厳選して大切にして
丁寧に暮らしたい。

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