ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

ボチボチ黄金色へ

ホッと一息、
これを見ると安心しますね。

出穂(しゅっすい)

DSC_0085.jpg


DSC_0102.jpg


小さな花を咲かせ、受粉し、
これから種、米を実らせる段階に成長が入ってきます。

これまで地中で根を伸ばし、
養分、水分を土から吸い上げ地上の茎や葉を育て、
さらにその広がった葉が光合成をして全体の成長を加速させる、、、

自らの骨格をここまで育ててきました。

さて、大人の体格になった稲は、
実り~成熟へとエネルギーを費やしていきます。
その大きな変わり目が出穂。
思春期のよう。

骨格を形成するための成長時には、
全体のシルエットが青みがかった緑色だったのに、
今は黄色。

それだけエネルギーを受粉、
種の形成に力を注いでいるということです。

水がたくさん必要です。

これまで毎週のように来客があり、
その度に田んぼの草刈りを手伝ってもらいました。
田植えから、草取り、
この田んぼに何人が足を入れてくれたのだろう、、、

のべ20人くらいだろうか、、、
ありがたいこと。

生活の大きな出来事にはなるべく多くの人に携わってもらいたい。

気の出入りがある場は、
ヒト、植物、菌、家、場そのものが育つ。

共成長です。

今この瞬間、
お天道様のもと、
ただただ、成長を共にする。
身の回りから地球、宇宙の成長とともに。

ご縁をいただいた人とそれをシェアする。

この循環に稲作は連れて行ってくれる。

昔から祭りやらなんやら、
稲作を中心に事が回っていた。
お金だったくらいだし。

とうぜん食べる、
という生命の最重要課題において
僕ら特にアジア人を長きにわたって養ってくれたことの感謝は尽きない。

だけでない。
ヒト特有の「文化」は稲作なしにはあり得なかったし、
稲作は大変なだけに互助の精神が育まれてきた。

今、稲作をすることは、
長い時間を経て積んできた大切な精神の、
忘れてしまった部分のスイッチをオンにしてくれる。

ほうほう、これこれ、この感覚!
って。

まだまだ去年のお米が残っている。
あと一袋。
(一年もたなそう、残念だ、、、)

毎朝、自分が作ったお米を食べるときの幸福感。
もともと住んでいる人にしたら当たり前のことだろうけど、
移住した僕らからすると何にも代えがたい瞬間だ。

爆発的に大きくないけれど、
こうやって悦に入るひと時が増えていくのが全体として心地いいし、
昔と変わったな~と思う瞬間でもある。

昔だったら楽しみや精神の旅路をドカンと現実から離れたところに求めていたけれど、
なんてことない、日常のそこここに小さな歓びはたくさんあって、
その頻度がたくさんあればあるほどに良質な一日、
一年となっていくんじゃないかと感じている今日この頃。
価値を捉えるメガネが変わったし、
何に気付くかも同じように変わった。

美味しい空気
澄んだ水
そこで採れる美味しいお米。

原点ですね。

成熟まであと一ヶ月半。

まだ気は抜けないけれど、
これから穂が黄金に輝き、風に揺られなびく姿は、
いつか見た景色として僕の中で永遠のものだ。
落ち着く。


DSC_0105.jpg

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hanamusubi87.blog.fc2.com/tb.php/516-f6785a3c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad