ハナムスビ オフィシャルブログ

お豆のレストランをはじめに、こころ・からだの健康を提案していきます。愉しいこと、気持ちいいこと、嬉しいことを健康から!

匂いのメモライズ

山に入る、、、

道から、道なき山中に踏み入る時、
少しばかり勢いがいる。
勇気に近いのかもしれない、、、

陽のあたる、
人目があるところから、
しーんとした、
目に見えない気配の世界に入っていく。

お前は誰だ?

侵入者に無言の問いが木霊する。

それでも山に入ろうとするのは、
山菜やキノコというお宝の魅力が勝っているからだ。

どこに何があるか?
土地を熟知していてポイントが分かっていれば苦労しない。
新参者は当たって砕けるのが習わしだろう、、、

なかなか一緒に行ってくれる仲間がいないのは、まあ、仕方ないことだ。
同い年くらいの仲間はそこまで狩猟採取に熱を上げないのだろうか、
去年のキノコ狩り、今年の山菜採りは結局一人だった。

一人で山に入るなって、
よく注意があるけれど、
何人も一緒に入るものでもない。
ピクニックじゃないんだから。

まずもって、自分のポイントを見つける、
これが第一の目的ならば、
自ずと一人あるいは家族となり限りなく少なくなるだろう。

僕の動きを考えるならば、
ああ、旅もそうだった、行く先を一人で決めたい。
耳を澄まして、鼻を利かせて、
植生を眺め、
ここにありそうだ!
そういう野生の判断を身に付けるならばペチャクチャ話してもいられない。

学びとお宝と危険。

究極の遊びと言っては言葉が過ぎるけれど、
このワクワク感、スリル、
お宝が採れたときの達成感、
そして食したときの幸福感、、、

たまらない。

だからこそ危険には敏感でなければならない。

去年、キノコ狩りに出かけた時のこと。

初めてのキノコの群生と出会った。
「あっちも! こっちも!」
ヌメリイグチ系のキノコをまさに無我夢中で狩っていた。

辺りは森の木々が陽をさえぎっていて、
うす暗く、小川が流れているせいかじめ~っとしていて、
木々に苔が生え、
空気もそこを動かないせいか、
重く、身体にまとわりつく感じだった。

ただ、居心地はよかった。
その時も、じめっとした空気感がため、
森に入っていくときの踏ん切りは勢いをつけたものの、
群生を見つけてからは、
ああ、これがキノコのマジックなんだろうか、
すでに不思議の国のアリスが僕の中にいた。

あそこにも!
ここにも!

ひとり、森の中、
恍惚感に酔いしれる、、、

DSC_0474 (1)


そのとき、フッと強烈な獣臭が鼻についた。
すぐにアンテナがたち、周りを見回した。
「なにかいる!」

しかし、匂いほどの気配は感じらず、、、
足元を見る、
すると大きな真新しいウンコが存在感を強烈にはなっていた!

ヤバい!

背筋にピンと張りつめるものを感じながら、
最短ルートで車に戻った。

やれやれ。

ほんのひと時のすれ違い。
山に入るとは、こういうことなんだ。
出会わなくてよかった。

しかしながら収穫もあった。
匂いだ。

決して忘れることのない匂い。
これを記憶装置にメモライズして瞬時に判断できるようにしておこう。

先日の山菜採りも、
この臭いが薄く感じられるポイントがあった。
遠くからこの匂いが運ばれてきたのか、
時間が経っている匂いなのかは分からないけれど、
あの匂いに違いない。

僕が勝手にあなたの生活圏に入るわけだから、
僕が頭を下げるべきだけど、
もちろんお互い目的が違うから、お互い無視しようね、
そんな会話が成り立てば決して邪魔しない。

まだ話しは通じないだろうし、
人間はやるかやられるかとDNAに刷り込まれているだろうから、
出会えば問答無用でおそいかかってくるよね。

ゴメン、
なるべく出会わないように、
あなたの匂いを薄いところからキャッチして、
鈴をリンリン鳴らして、
僕の目的を達成させてもらうようにする。

よろしくどうぞ。

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