ハナムスビ オフィシャルブログ

お豆のレストランをはじめに、こころ・からだの健康を提案していきます。愉しいこと、気持ちいいこと、嬉しいことを健康から!

命をつなぐ~350種の田んぼの種取りをしてきました!

恒例の稲刈り。

と言っても今年は、350種の在来のイネを守る、
という壮大なプロジェクトに参加してきました。

田植え、草取り、種取り(稲刈り)
今年はこの三回。

それにしてもノリさんの想いは、遠い未来を含んでいる。

誰かがやらないと絶えていく種。
市場の原理でひたすら品種改良された人間本位のいのち・・・

今、守らないと。

そして、この種はノリさんが保有するのではなく、
全国の、同じ想いのある方々に育ててもらいたいとのこと。

育てて、増やして、守っていく。

スバラシイ!

写真 9
作業の仕方を聞きつつ、寺田で乾杯!(米だからね)

写真 1

写真 3
色違い、実の付き方の違い、高さの違い・・・
稲の多様性がここを見渡せば、ある。

写真 6
タネを取った後は稲刈り。刈っては結んで。

写真 8
イオリも多様性のお勉強~

以下、ノリさんのこのプロジェクトの想いを。

なぜ今、350品種もの稲のたねをとるのか?

いにしえより、育種は農民の手によってごく自然に行われていた。よりよくとれる稲を、より美味しいお米を、選抜することによって、また、あるときは、鋭い観察眼から珍しい突然変異株を見つけ出すことによって、多様な気象条件や土地の条件に合う多様な在来種が育まれていった。

その多様性は、地域ごとの多様な文化をおこす要とも成った。稲作が始まって一万年以上の間、人びとは多様な稲と共存・共進化しつづけてきた。そこには、よりよい暮らしを求める、人々の祈りと、たゆまない地道な努力の積み重ねがあったにちがいない。

明治37年、全国各地で昔から栽培されていた稲の調査が行われた。当時、3500品種もの在来稲が存在していたという。これ以降、稲の育種は地域の農民から、中央の官営へ移行。在来種は、新たに改良された交配種に、その座を奪われていった。

さらに、戦後の高度経済成長期に乗じ、育種が急速に進んだ。コシヒカリを代表する近代の品種は、生産力の高さが特徴だが、それは、化学肥料と農薬の多投入、分業化、機械化、単一品種の栽培と不可分であることを意味している。一方で、地域の在来種は、田んぼから、ほとんど消えてしまった...。

たねは、地域の農民が継承する“生命の本質”から、
国家が管理する“効率的な生産のための資源”へ、
さらに、今や、多国籍企業が支配する“経済的な戦略兵器”へと、
シフトし続けてきた。

短期的利益を重視する市場経済の視点だけでタネを価値付けるのではなく、生命にふさわしい長期的な時間展望から、もう一度、たねと人の関係性を価値付けることが、今重要である。

たねをとり続けることは、すなわち、作物を育種していくこと。
たねとりの本質は、過去から未来へと続く、生命や文化の継承であり、時間を味方にして生きられる、人と自然の共進化の営みにほかならない。

私たちが、自分たちの望むものを栽培し、本当に食べたいものを食べ、また、食べたくないものを拒否するために、作物のタネの自給は欠かかすことが出来ない。特に、米を主食とする日本人として、稲のタネの自給とともに、稲の育種を自らの手に取り戻すことが、TPP前夜の今、急務と思われる。

荒井紀人

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