ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

桃始めて笑う

マイコです。

『日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし-』
という本を先日購入しました。
(文 白井明大 絵 有賀一広 東邦出版)

季節には
太陽暦でいう春夏秋冬のほかに、
太陰暦による二十四節気(立春、春分…大寒)、
そして七十二候というものがあるそうです。
私は七十二候のことは知りませんでした。

例えば
雨水、啓蟄、清明、穀雨…
聞いたことがあるけれど現代ではピンとこない、この区分。
自然の流れを言い表し、農作業などの目安にもなります。

さらに分化して
「草木萌え動く」(新暦では3月はじめ)
「菜虫蝶と化す」(同、3月なかば)
「玄鳥(つばめ)至る」(同、4月はじめ)
「霜止んで苗出ず」(同、4月おわり)
など、季節のできごと、花や鳥、自然現象がそのまま名前になっている七十二候。

なんて美しい。

日本語の奥深さ、そして自然とともに生きてきたこと、営みを感じさせる。

この本によると、今日3月13日は
「啓蟄(けいちつ)」の次候「桃始めて笑う」にあたります。
(旧暦を現代にあてはめた目安なので、多少誤差はあります)

啓蟄
陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころのこと。

桃始めて笑う
桃のつぼみがほころび、花が咲き始めるころ。
花が咲くことを、昔は笑うといっていました。
                     (本文より抜粋)

本では、七十二候それぞれの
見ごろの花、旬の野菜や魚、祭り、先人の詠んだ詩歌などが載っています。
説明の文がこれまた美しく穏やか。
そして繊細でやわらかな絵が彩りをそえます。

ほん

本2

目を通すだけで、気持ちが豊かになります。

自分が普段どれだけ直線的に生活しているか…
過ぎゆく時間をかみしめる感覚を忘れている。
季節を大切にすること、自然に添うこと。

2月なのに「暦の上ではもう春ですが…」
なんて時候の挨拶を書くことをヘンなかんじと思いながら使っていた私。
太陽暦が定着している今、
全てを「昔の生活」にすることはできないけれど。

過ごし方も表現も、そして生き方も
もう少しのんびりゆっくりいこうと思った。

今年は、そしてこの先も
この本を偶然手にしたことに感謝しながら
七十二候を楽しんで暮らしていきたいと思います。

もうしばらくしたら、
ハナムスビの「本貸出しコーナー」に並べますね。
ぜひご覧ください!

今日は春の強い風が吹き荒れている。
ハナムスビはお休み。
カズさんは我が家の庭を手入れし、夏野菜の種を蒔き。
イオリは午前中からうたた寝(こんなことはめったにない!)。
私は窓からの陽ざしと風の音に春を感じながら読書。

「桃始めて笑う」の中の貴重な一日。

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