ハナムスビ オフィシャルブログ

お豆のレストランをはじめに、こころ・からだの健康を提案していきます。愉しいこと、気持ちいいこと、嬉しいことを健康から!

小さいことだけど

子どもたちと接すると、少しの時間でその個性を感じられる。
大人は同じようにはいかない。
身につけてきた社会性だったり鎧だったり、
どうしても素顔までが遠い。

でも、知的障害を持つ方々は大人でもストレート。
個性がビンビンに伝わってくる。

先日、障害を持つ方々が集まるイベントのお手伝いに行きました。
自治体の企画で、
身体、知的に障害がある方々と、そうでない人が交流をし
理解を深めようという趣旨。
私はある施設の利用者さんのサポートをするボランティアとして参加しました。

広い会場に区内の施設の利用者さんが多数(本当にいっぱい!)集まり、
様々な催し物や出し物(音楽や踊りなど)を観覧するという…

正直な感想としては、
このかたちで、趣旨である「交流」がかなうのだろうか、ということです。
批判するわけではありません。
利用者さんたちは日常と違う刺激を楽しんでいるようすも見られました。
でも、いわゆる「一般市民」は会場にあまりいなかったように思います。
それは行政の責任なのか、市民の関心の低さなのか…
どういう理由にしても、目的と現実のギャップを感じざるを得ませんでした。

しかし、「障害者」とされる方々のエネルギーの強いこと!
そして「障害者」とひとくくりにし難い、多様なこと!
それは、身体や知的といった分け方や重さの程度だけではない。

例えば、私が担当をした女性。
歩行や食事やトイレは自立していて、手助けはほとんどしなくていい。
でも、会話は困難であることと表情が乏しいことで、
コミュニケーションが難しかったり意思が伝わりにくかったりする。

逆に、食事などの介助を要しても、言葉や表情で意思表示ができて、
こちらが何を手助けすればいいのか分かりやすい方もいる。

就労継続支援、就労移行支援(A・B型)、生活介護…
障害者自立支援法を基に枠組みが決められていても、
支援の手段はひとつに決められない。
その方を取り巻く環境だって異なる。
当たり前だけど、ひとりひとり必要とすることが違うのだ。

交流をし、理解を深める…
それを実現するためには、何をすればいいのだろう。

そんなことを考えながら、
繰り広げられる催し物を利用者さんと一緒に見る。
「キレイな音ですね」「迫力ありますね」「楽しそうに踊ってますねー」
色々話しかけてみるものの、反応はない。
(でも聞こえているし、見ている)

何度か接していて分かっているので、その反応に不安になることはない。
でも、もう少しコミュニケーションがとれたらな…
職員さんは、彼女から言葉を引き出すことができる。
そこまででなくても
「好き」「嫌い」「楽しい」といったことが感じられたらいいのだけど…

イベントの後半、一緒に出店をまわった。
おこづかいを持っているので、好きなものを買ってください、と
職員さんに言われていた。

障害者施設でつくられたクッキーや雑貨が並ぶ。
「何か欲しいものありますか?」…返答はない。
彼女の持つバッグには、ぬいぐるみがいくつかついているから、
きっとそういったものは嫌いではないはず。

てんとう虫がついたかわいいビーズのストラップを選び、
「これどうですか?」…手に取ってくれたけれど表情は変わらない。
お財布を出すと、手を動かしてお金を出そうとしているようす。
気に入ったのかなぁ。

確証はないまま買い物を終えて、席に戻った。
買ったストラップを出すと、彼女はてんとう虫を指でなぞり、微笑んだ。
それは口角がちょっと上がっただけの、小さな笑みだったけれど。

私にできるのは、とても小さいこと。
でも、小さいことを積み重ねていきたいなぁと思う。
行政は行政の、地域は地域の、個人は個人のアプローチがある。

多種多様な困難を抱える人たちがいて、それを誰かが支援する必要がある。
知ることは、はじめの一歩。重要な一歩だと思う。
障害に限らず、関心のあることから。

一日のことだったけど、豊かなこころ、ストレートな表現があふれていた。
皆さんのエネルギーに触れることは、私にとって貴重なひととき。

ma.jpg

出店で私も買っちゃいました、かわいいマグネット。
3つで100円!

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