黙々と淡々と畑仕事をする人の姿。
水が張られた田んぼ。
青空と、暖かい日差しと、鳥のさえずり。
信州に春が来たなぁと感じ入る。
本日、お味噌を仕込みました。
東京にいたときには立春頃を目安にしてましたが、
冬に仕込むと寒すぎて味噌が凍ることもあるらしく
伊那谷に移住してからは3月か4月にお味噌づくりです。
今年はなんと!
かまどと手動の豆つぶし機を使用。
カズさんが地域の集会所の倉庫で眠っていた器具たちを目ざとく発見、貸してもらいました。
大豆は畑で採れたものと、地元の知人が育てたもの。
麹も一部自家製です。
知人も参加して、できあがり32キロほどの味噌を仕込みました。

アルプスを眺めながら、庭でかまどに火をかける。
9㎏の大豆が一気に茹で上がりました!

その間、麹をほぐす2歳の息子の手

グルグルまわすと、麺のように大豆が出てくる。
大量につくるときはまたお世話になりたい!

塩きりした麹と、つぶした大豆を混ぜる。
味噌づくりの工程を聞かれた娘が、すらすらと答えていて驚いた。
確かに何年も一緒にやっているけれど、ちゃんと身についているんだなぁ。
お団子にして、容器に投げつける作業も全員でやりました。
みんなの常在菌と気持ちのこもったお味噌。
これから半年ほど、ゆっくりと熟成するお味噌。
おいしく育ってね。
先月、私は車の事故に遭いました。
相手の不注意で車がぶつかり、お互い怪我なく済んだけれど、
家に着いたときにあらためて恐怖感におそわれた。
そんな日の夜、心を落ち着かせてくれたのはお味噌汁。
染みわたる
ほっとする味
お味噌汁に癒されるとは!と自分でもびっくりしたけれど、
やっぱり家族の手の力のおかげでしょうか。
毎年の恒例行事。
そして仕込みの第一弾。
ここから、忙しくなります。