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ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

環境の変化で子どもが変わったこと。

移住してよく聞かれるのは
「イオリちゃんは変わった?」

ハナムスビの開店当時、1歳だった娘。
エプロン着けてまぁるい顔で恥ずかしそうに笑っていた看板娘もいまや5歳。

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伊那谷に移住して一年と少し経ちます。
成長著しい時期なので、そもそも「年齢による変化」があり、
「環境の変化」という要素、「人間関係の変化(保育園の先生や友達)」という要素
などが絡んでいます。

しっかり者でいろいろ器用にこなせる子。
興味を持ったことに夢中で取り組める子。
繊細で、許容範囲を超えると爆発しちゃう子。
左脳派で頭でっかちなところがある子。
周りを観察しすぎて
自分が空っぽになったり人に引きずられたりするところもある。

そういう気質は変わらないかなぁ。

表面的な部分では、
よく走り回るようになった。(公園に行かなくてもあちこち広い)
大きな声を出すようになった。(ベランダから叫ぶとやまびこになる)
自然のもの、土や草花や虫をイヤだと思わなくなった。
自分から挨拶できるようになった。

うん、やっぱり環境のスケールにあわせて
動きや表現がのびのびとできるようになったと思う。

保育園でもいろいろな体験をさせてくれる。
例えば、芋掘りの行事は都会でもやるところは多いだろうけど、
イオリたちは保育園の畑(年長さんが世話している)で。
その後日焚き木を拾いに行って、来月には焼き芋大会とのこと。

遠足も、バスを使わず1時間歩いて公園に行ってみたり、
都会ではできなさそうなことがこの環境だからこそ実現している。
(ずっと住んでいる方たちにとっては普通のことなのでしょうが)

それに見るもの知るものが直接的だからいい。
本や図鑑で知るのではなく、
そこにあるものをしっかり見ているから心に残る。
窓にくっついているカエルの腹や手を家の中から見たときは面白かった。

こころの変化は、今ちょうど微妙なお年頃で。
お友達とケンカするようになったり
想いが伝わらなくてイライラしたり
先のことが不安で母にべったりしたり…

でも引っ越し前に私が懸念していた
理解力と感情のギャップで混乱してしまうことは減ったように思う。
アタマとココロのつり合いがとれてきた。
大人に近づいたというよりは、子供らしくなったかもしれない。
(これをうまく説明するのは難しい)

目に見える変化に伴って、ココロも開放されているんじゃないかな。
伊那谷の空気になじんでいる。

イオリのおかげで、私も人の優しさにたくさん出会える。
近所の方、園の保護者の方たちも何かと気にかけてくれて。
そういう姿、やり取りを見て育つこともありがたいなぁと感じる。

本人は、都会の写真を見ると「東京、いいなー」とか
「大きくなったら東京行く。だってワタシ本当は東京人だもん」とか言う。
それもいいよね、生きる力を身につければどこでだってやっていける。
でも今のところは「長野に引っ越して、たのしーい♪」
だそうです。

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変わったんだけど、やっぱり父ちゃん似だよねー(実は禁句)




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