こちらは萌えてます。
陽が太く、力強さを増しています。
ふと足元を見ると
さまざまな植物がたくさん芽を出しているではないですか。
これはこれは。
写真撮っては、家で調べ、
雑草という大ざっぱなネーミングでしか把握していなかった草草の、
名前、特徴、食べられるかどうか、薬効はどうか、
などなどをひたすらチェックしています。
今を逃せない。

野カンゾウの群生。けっこうどこでも見られます。

スイバ。ギシギシは葉の根元が丸い。
僕らの学びは始まっている。
狩猟採取のおさらい。
僕らは伊那谷に来て、
いま一度生を見つめ直している。
今を生きること
本当に大切なことは何だろうか?
そんな問いから始まった、伊那谷ワーク。
市場で売られているものが食べられるもの。
この概念から疑ってみたい。
価値とは貨幣で値の付くもの。
これに慣らされているから、こうやって春の息吹を知ったとしても、
風景は無価値に見える。
ところが、こうやって雑草という大ざっぱな把握を止めて細部に目を凝らすと、
ほらほら、そこここに大地の恵みが息づいているじゃないですか!
しっかり食べられる、、、
これを価値と言わないなんて、
何ともったいないことをしているんだ、僕らは!
かといって現代、無理して美味しくないものを食べることはしない。
(名前、味、薬効、特徴などなどを知ることがとにかく大切)
そういう言う訳で、
ここ2、3年は採ってはひたすら食べる。
味や薬効を確認して、
美味しい食べ方を追求する。
美味しくなければ乾燥して薬効をお茶にするなどしていろいろ試してみよう。
とにかく毒に気を付けて、
食べられるものは何?
を知っていく。
童心に還りますね、これ。
と言っても思い出すのは小学生の頃、
ひたすら下を見て小銭が落ちていないか探していたシーン。
そんなもんです。
一昨日、たくさん野草を摘んで天ぷら、
茹でてからしマヨなどで食しました。

真ん中
蕗の薹(天ぷら、ふき味噌!)
手前から左回りに
タンポポ
野沢菜の花
ゴボウの芽
ナズナ
野カンゾウ
わけぎ
スイバ
ウド
どうしても最初は天ぷらが多くなってしまいますね。
ナズナは先週ゴマ和えでいただきました。
やはり土の味が少し香りがするけれど、しっかりといただける。
少し味の工夫が必要。
スイバもナズナ、タンポポ同様、どこにでも生えている。
名前通り葉が酸っぱい。
あつかいは少し難しいけれど、
どうにかなるかもしれない。
これからゴールデンウィークにかけて山菜が採れる!
これからが愉しみ。
春分が過ぎて、
大地からのおすそわけが始まってきた。
本当に有難きこと。