fc2ブログ

ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

自律神経って何だろう?

自律神経を少し詳しく。

教科書的には、
「循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、
 および代謝のような不随意な機能を制御する」

手を動かしてモノを取る行為のような、意思が働く神経ではなく、
オン・オフを勝手に切り替えてくれる神経。

身体内部のシステムが意思とは関係なく働いています。

まずは平衡、
ホメオスタシス(生体恒常性)について。

私たちヒトは体温を一定に保つことを
生き延びる術として獲得してきました。

長い歴史をかけて育んできたベストの環境。
その平衡が崩れると病気になったり、死に至ります。

〝暑くなってきたから汗を出して、
皮膚の表面を濡らして体内を冷やそう〟

自然現象(暑い、寒いなど)など外部の激しい環境に対して、
身体内部をベストに合わせようとするシステムが
自律神経のはたらきの一つです。

まさにホメオスタシスですね!

状況・環境に応じてモードをONとOFFに切り替えるのも自律神経の仕事。

よく例えに出すのが狩りをする時のモード。
ONです。
交感神経といいます。

糧を探しに男が狩りにでました。

先方に鹿を発見!
男は気づかれないようにそ~っと鹿に近づきます。

鹿を逃すまいと瞳孔は開き、手に汗がにじんできました。
心拍数はあがり、血管が収縮します。
消化活動は止まり、いよいよ!
(全て交感神経のはたらき)

さて、鹿を仕留めた男は家族のいる家に帰ってきました。
OFFのモードです。
副交感神経のことです。
心拍数は下がり、血管が広がります。
瞳孔は緩み、「お腹すいた!」と消化活動が始まります。

ヒトの活動はONとOFF、二つのモードがあり、
状況・環境に応じてスイッチを切り替えるのが自律神経。

これ、オモシロいですね。

ヒトの活動において
ざっくりと二つしかモードがない。
ONとOFF

日々起きているときはONが優勢だけれども、
OFFも波のように入り込んでくるのが正常。
寝ているときはOFF。

さて
自律神経とは、
・外部環境に対し、身体内部を平衡に保つ
・活動モードのON・OFFのスイッチを制御する

こんな働きをしています。

そこに内分泌、免疫が協調して、
身体を平衡に保とうと日々あくせく働いています。
次のページ