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ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

飢えをしのぐためにできた身体システム

進化の中にこそ真実アリ。

最近の僕の思うところ。

生物的に見てヒトのカラダがどう進化してきたのか、
今と比べてどこが違うのか、
焦点を合わせると透けて見えるものがあります。

そもそも生物の歴史は飢えとの戦いでした。
ヒトしかり。

だから体内の生理的システムは全て、
飢えをどうしのぐかで成り立っています。

脂肪を蓄積してしまうのも(高脂質、脂肪肝、メタボなど)
とにかく貯金できる良質なエネルギーは貯めるだけ貯めとこう!って、
飢餓に備える訳です。

あるいは糖尿病も同じことが言えます。
血糖値を上げるホルモンは5つもあるのに対して、
下げるホルモン(インシュリン)は1つしかない・・・
つまり、飢えと闘っている状態では血糖を上げないと命にかかわるけれど、
あえて下げるホルモンは・・・おまけ程度。

ところが飽食の今、逆転現象が起きていて、
一つしかない、血糖を下げるホルモンがとんでもない働きを強いられていて、
こりゃ、もう手におえん!とばかりに糖尿病を引き起こすのです。

腸のハタラキ見ても、
そこここに飢えをどうしのぐかという、
緻密なシステムを作り上げています。

つくづくスバラシイなと感嘆します。

だから、健康を取り戻すにはこのシステムに準ずることが第一。
つまり腹八分。
先人は分かってましたね~

食べ過ぎて病気を引き起こしているのです。

とはいえ、その難しさも分かります。
食は生理的欲求の一番底辺にありますから、
そこに制約があると巨大なストレスをうんで、
逆効果になりかねない・・・

ダイエットのリバウンドがいい例ですよね。

ハナムスビではいかにストレスをうまない中での食べ方などを、
対話を通じて見出していきます。
その人それぞれですから、完ぺきな正解はありません。

そう、健康は自分自身の比較でしかないので、
その人にとって一番優しいやり方は、
「以前よりもいい」
を積み重ねていくことに他ありません。

その方が確実で、近道だからです。

ストレスもそこまでうまないですし。

ファスティングもイイですね。
普段はストレスがない食べ方(それでも腹九割五分かなぁ)をして、
かつっとファスティングをする。

ハレの日とケの日を分ける食べ方もいいです。
こちら
日々の食事の摂り方にリズムを付ける。

ここら辺をベースに個々の食べ方を考えていきます。

どこに喜びがあるのか、
食はその人のココロ・カラダをまるごと創りますから。

大切にしていきたいですね。


カズさんのみち
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