今ここにあること。
今ここにある自分に気づいていること。
これが健康に近づくために一番大切なことだと書きました。
今ここにある自分。
それは心身一如の状態。
こころとからだが一つ・・・
ただそれだけのことなのですが、
これが、これがなかなか難しいんですね。
なぜそうなってしまったか?
まずここから考えてみましょう。
これはですね、
僕らが科学を必要以上に信じすぎてしまった結果なんですね。
いきなりな話ですが、そうなんです。
というのも、
例えば明らかな不調で(お腹が痛いでもいいのですが)
病院へ行くとします。
そこであらゆる検査をします。
ところが、数値的(過去の病例から出された数値)
に異常がないとすると、
その人がどんなに痛くても
「はい、異常なし!」
と言われてしまうのです。
たとえ痛くても!
その人のお腹が痛いという異常事態より、
数値的に異常がないことが優先されてしまう・・・
極端な話ですが、似たような話は少なくありません。
確かに癌などの早期発見は最新の科学技術に依るところが大きいですが、
なんでも数値で人の健康を管理しようとした結果、
僕らは、僕らの身体を、まだ未完成な科学に預けるようになってしまった。
数字よ!
僕の身体を治してくれたまえ!!!
僕らは身体から発する微細な訴えを脇にやり、
定期健診をしていれば大丈夫と思うようになりました。
身体が今ここにあるのに、
紙切れに出た数値が自分だと・・・
そうなんです。
この状態はこころとからだが離れ離れ。
これが大方の現状です。
もっと感じましょうよ。
身体の微細なノックに耳を澄ましましょ。
身体感覚は僕らにさまざまなボールを投げてきます。
胃をキュッとつねって
「脂っこいモノ食べ過ぎ。最近過食気味!」
頭の内側を叩いて
「PC見すぎ!」
肩をこりこりにさせて
「力入り過ぎ!」
便をゆるくさせて
「最近ストレスかかってんじゃないの~?」
身体的症状はその人特有なもので千差万別。
まずは何よりも気づくこと。
ここの訓練から始めましょう。
結局書けませんでしたが次回、
今ここにあることに気づくために
いかに姿勢が大切かを書いていきます。