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ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

つながること

カズです。
土日でいわきへ行ってきました。

左から タカシ カズ ナオ
左から タカシ カズ ナオ

僕にとっては五カ月ぶりのいわき。
今、いわきがどうなっているか?
お世話になっているステキな家族に会いたい!
ハナムスビとしてこれから福島とどう関わっていくか、
みんなで考えていきたい…

お店のことで忙しくなる前にどうしても行きたかった。

実際行ってみると
むしろ、呼ばれているように感じました。

さまざまな人とのつながりを得ることができ、
ハナムスビが福島とどう関わっていくかの輪郭を掴むことができたのです。

やっぱり、触れることは何よりも果実を得ることができますね。

初日は解体する家の廃棄物の片づけ。
家の人たちはすでにどこかへ引越しているのでしょう。
そこには、その家のストーリーが沈黙したまま残されています。
賞状や子供が小さかったころの絵、トロフィーなどを捨てるとなると、
いたたまれない気持ちになります。

神棚もか…
今、ここの生活が大変なんだろうと勝手な想像をめぐらせました。

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津波で一階は完全浸水。

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久之浜 町の真ん中がえぐられているのが分かります。

ここは「結」という復興支援チームが頑張っていました。
彼らの想い…ビシバシ伝わってきます。
この状況をどうにかしよう!という気持ち、
そして、同じ感性を持った仲間が
有機的に繋がってくるというある種の心地よさ、
何かが生まれる!という希望が実践に移されていき、
それが実際にかなってしまうミラクル!

応援したい!
そんな気持ちにさせられます。
ハナムスビも同じようなポテンシャルで頑張っていきたいなぁ。

今後の活動に期待すると同時に、
僕らハナムスビも彼らの活動を支援していきたい。

宿泊させてもらったのは、いつも温かく迎えてくれるご家族。

4月初旬、いわきへ初めて行ったときに泊まらせていただきました。
それから行くたびにお世話になっています。

今や繋がりの輪が広がり、
今回も多くの新しい出会いを運んでくれました。
そのご家族はこう言います。

「ボランティアのボランティアだから!」

ああ、なんて気持ちの良い人たちなんだろ。

話の尽きない賑やかな宴。
僕らのほかにも総勢20人ほどが集まりました。
結のメンバーとその周りの方々。
みんな生き生きしてます。

震災、原発問題…さまざまなものを破壊した出来事。
しかし、それを乗り越えようと強い意志を持ったとき、
すでに新たな道を歩んでいるんだなと感じました。
絶対にできる!

ああ、出会いに感謝です。

翌日は、臨時の集合住宅で交流会を開くとのことでそのお手伝いをしました。
タカシとナオは腕を活かして調理、
僕は座位でマッサージをしました。
ハナムスビは職人集団だからカラダ一つで何かのお役にたてる。

3・11から8ヶ月半…
関心が薄れていると言われる中、
こうして支援をしている人たちもちゃんといる。
僕の友人も、何人か継続的に活動をしている。
震災直後から課題は変化した部分もあるし、変わらず横たわる問題もある。

確かなのは、
現場ではまだまだ支援を必要としている方たちがたくさんいる
ということ。

ハナムスビ、やりますよ!

つながること、つなげること。
やっぱりメンバーで行って良かった。

かたちにしていきます。
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