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ハナムスビ オフィシャルブログ

豆料理のレストランを経て、ここ伊那谷で生活を一からスタート 自然の循環の輪に入れさせてもらえるうよう

生は肌感覚。ライブだね。

身体を使って「生活」をする、、、
伊那谷へ来てなおさら気づかされるわけです。

この生を肌感覚で堪能できるって最高の贅沢だな、と。

無心に土木作業をして汗流して、
種蒔いて、
草刈って、、、

春も半ば、
伊那谷はこれまで肌寒かったのが一気に暑くなり、
地温がグイグイ上がっている。
草木がアレっという間にで伸び、芽を出して、場の勢力を競い合っている。

感じる。
春はヒョイヒョイ身体動くし、、いつスタート切ってもいい状態がある。
アドレナリンが精神安定のセロトニン(冬はセロトニン優位に感じる)を抑え、徐々に興奮度を上げてくれる。

半面、一年分の糧をきちんと得るための準備と、
多くの生命(特に稲)に関与するという責任感があり、
時に大丈夫か?と不安になったり、
いやいや心配ない!と言い聞かせたり、
実際ちゃんと育って一安心して、
一喜一憂という、ヒトのヒトたる喜劇のようなことをやっている。
経験こそ自信につながる。

こうやって経験がヒトを成長させてくるのだなあぁ、と感じ入るばかり。

生活と身体の使いにフォーカスすると生きる充実感が増していく。

「めんどうくさい」
を卒業しよう。ただの脳の問題だから。
可能性が無限に広がるし、気持ちいい。

明後日、
土曜日から月曜日にかけて田植え。

このためにトレーニングしてきたし、
田植もトレーニングそのもの。
肉体が強くなる。
(安定感がぐっと増す。ぬかるみで足が取られる中での作業はバランスをとりながら踏ん張りつづけることになるから)

そう、
いつでも何でも来なさい!

というフィジカル。

家族と、親戚、稲作に一緒に携わった人たち、
子どもたち、生まれ来る命、、、
そしてご先祖さまへ。

あらゆる成長と感謝の米となるように

というマインド。

心地いい緊張感が胸の内側で、まだかまだかとソワソワしている。

生は肌感覚、
ライブだね。


美しき設計~骨盤をめぐる

二足歩行についての考察

強く美しい身体を造るには、
身体がどのように進化したかを知り、その設計図をもとにトレーニングするのがいい。

まずは二足歩行という身体的革命が起こった経緯をみたい。

諸説ある中で最も有力なのが、
「両手で獲物や生活物資をたくさん持って歩く」
ことが当時の生活を営む上で優位で、
それをたくさんできる者が選択されていったというもの。

進化は種の存続、生殖に優位に働くかが自然に選択されていく。

いにしえの血縁であるゴリラやチンパンジーのようにナックルウォークという、
こぶしをグーにして身体を左右に揺さぶりながら半四つ足のように歩いていたのでは、
気候の変化により森(樹上生活)を離れざるを得なかった、
われらが兄である旧人類は生きていくのが困難だった。

そこで立って歩くという身体的革命が起きた。

ナックルウォークではせいぜい片手で胸に抱えるように物を持つのがやっとだ。
立って歩くことで、両手が使え、持てる量が飛躍的に増えた。
想像してみればわかることだけど、
両手だから二倍、ではない。
両手で抱えることができれば三倍以上はいける。

初期の二足歩行は当然ナックルウォークの影響があり、
歩行は左右に振れていたという。

さて、ここで二足歩行において構造的に何が起きたかもう少し眺めてみる。

大きなポイントは骨盤の傾斜にある。

チンパンジーは常に脚(大腿部)を曲げ(屈曲)ていて、
伸びると言っても木にぶら下がるときくらいで、
骨盤は常に後ろに傾いている(後傾)。

後傾すると当然猫背になる。
これが基本的なチンパンジーの骨盤を中心にした身体的特徴だ。

立つ。

それにはまず、この、後ろに寝ている骨盤を起こさなければならない。
(その構造的変化は同時に腰椎(5個ある)を前に凸にさせる(前弯))

この身体的革命、立つ、
つまり骨盤を起こすために、
どのように筋肉が働き、安定をもたらすようになったかが、
その後、現代にいたるまでマイナーチェンジしかしていない身体を知るうえで大きなカギになる。

まずは股関節と骨盤との関係をみよう。
筋肉というのは基本、骨と骨をまたいでいる。
その間に関節があるので、
筋肉の働きはおおむね伸縮して関節を動かす、キープして状態を支持することにある。

股関節と骨盤。
骨盤を起こして前に傾ける(前傾)ためには、
股関節(大腿骨の前面)から骨盤にまたがっている筋肉がグッと強烈に引っ張ることが求められる。

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腸骨筋という筋肉がそれだ。
腸骨筋は腰椎を前面に引っ張る腰筋と協働して腸腰筋となる。
おなじみの筋肉、腸腰筋。
股関節を屈曲して上半身と下半身の支持・安定をつかさどる。
この筋肉の役割は計り知れない。

一つの大きな変化は、他の大きな負を生み出す。
立つことになって一番困ったのは重力との関係だ。
身体の骨格は鉛筆のようにまっすぐ上に伸びれば、
重力は真下にかかるだけで負荷は最小限になる。
ところが、例えば顔が前に出過ぎていれば重力は前下方にかかってくるので、
首を後ろから引っ張る筋肉群が異常にはたらくことになる。

ここで最大の負は、内臓だ。
重い内臓群が立つことによって前下方に垂れさがってっしまった。
主に胃や腸を中心とした腹部にある内臓群は、
四つ足の時、ただぶら下がっていたので、
内臓群をしっかりと固定する筋膜、骨格がない。
立つことで前下方に落ちてしまう。
すると身体を後ろにそらさないとバランスが取れなくなる、、、

ただでさえ無理くり立って腰に負担をかけているのに、
さらに腰部をオーバーワークさせることになる。

そこで、身体は立つことによる負を、
腹横筋、骨盤底筋を主軸に補ったのだ。
内臓群がダラッ~っと下がらないように、
これら筋肉でお腹の中に内臓を納めるように箱をつくった。

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その他協働する筋肉は多数あるけれど、
立って歩くことの身体的革命は、
インナーマッスルである、腸腰筋、腹横筋、骨盤底筋が
縁の下の力持ちとして働いていることを頭に入れたい。

他にも横隔膜、多裂筋をはじめとする脊柱起立筋群、
上肢を左右に振らせず安定させる、小中殿筋、
最大の負かがかかる股関節を安定させる梨状筋群、
その他腹筋群も協働している。

歩くことの推進力として、
蹴る、もヒト特有の進化を遂げている。

殿筋群は明らかにチンパンジーとの違いを示している。
おしりの象徴大殿筋。

そして足底。
神秘が多数、美しく設計されたので、
ここは次回に。

さてさて、
美しい身体を創るため、
「両手で獲物や生活物資をたくさん持って歩く」
トレーニングをしたい。

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冬はこれ!春夏はひたすら畑で。
地面から物を拾い上げる、という基本動作もとても重要。

かつ、このトレーニングだけでは補えない、
骨盤底筋群、腹横筋のトレーニングをすることで、
立って歩くというヒト特有の身体つきを手に入れていく。

進化の設計に合った身体の使い方、
トレーニング。

このトレーニングは自身の身体を自然の設計にそって鍛えられると同時に、
(消費カロリーがあると同時に)
取得するカロリーがあるので、
(この場合薪で燃やす熱量を得られるし、畑仕事も持って歩くの基本だから)
持続可能なものでもある。

座る生活が長くなり、
その影響で生じている現代病が多数ある。
特に下肢の筋力低下、
冷房の冷気が下にたまるため足先が冷え、かつ循環が悪いので、
低体温になっているのは警鐘すべき事象、前病気的段階だろう。

立って歩こう。

設計図にはそう書かれているのだから。

バランスを取り戻すとき

娘の不調を考察する。

娘が体調不良になった。
めったに熱を出さない丈夫な子で、小さい頃から本当に頼もしくありがたく思っている。
今回は感染症のものではなく不摂生から始まった不調なのだけど、思った以上にこじらせた。

食欲がないので元気が出ず、薪ストーブの前で転がっている。
夜中だけ深い咳が出る。数日続けて咳こんだ拍子に吐いてしまい、よく眠れなかった。
朝起きられず、起きても気分がすぐれなく、不機嫌そうに丸まっている。
遊びたい。でも動けない。ストレスがたまっているのがありありと分かる。
「痛い?」「つらい?」「気持ち悪くない?」・・・うるんだ目をして首を横に振る。
「お母さん、何かできることあるかなぁ」と聞くと、
「そばにいてほしい」とか細い声で答えた。

私はいつも動き回っている。そして合理的に動きたがり、たぶん家族にもそれを求めている。
娘に「あそぼう」と誘われても
「今やっていることが終わったらね」「時間がないからちょっとだけね」とつい言ってしまう。
作物は待ってくれないから、たくさんの家事があるから、赤ちゃんもいるから。言い訳はいっぱいできる。
でもその中でもあそびをつくったり、余裕を持ったり、楽しくすることはできるはずなのだ。
(カズさんは娘の気分をうまく乗せながら仕事をこなす)

普段は娘も友達の家に行ったり物作りに取り組んだり、常に楽しい刺激を探して忙しくしているので
母に構ってもらえない(それでも頑張って遊んでるつもりだけど!)不満も何となくやり過ごしているのだろうけれど。

身体がなんだかおかしいという状態で、娘は少しずつたまった不満を清算するかのように
集中して関わってもらえる時間を求めているのだ。
「いま」「自分だけを見て」ほしいのだ。
そばにいて、という切実な響きにはっとした。

こんなときこそ甘えたいよね。いろいろ聞かないで、ただそばにいてほしいよね。
こころが安息を求めていて、きっと望みがかなうことでバランスを取り戻す。
身体の不調がこころの叫びを発信することを促してくれたのかもしれない。

そしていつもと違うところは、わがままでお行儀が悪かった(笑)
すごく厳しくしつけているわけではないけれど、娘は真面目でルールを重んじる優等生タイプで
親としては助かる一方で、もっと気持ちの赴くまま自由にしたり、いたずらしたり、
子どもらしくいてくれてもいいのにと思っていた。

不調になったとたん、床に座り込んで食事したり食べ物で遊んだり、変なことを言ってみたり、
いつもと違う娘がいた。
友だちもたくさんできて、いろんな家で遊んで、発見や学習をしていると思う。
食習慣、テレビやゲーム、親子関係…うちと違う、なんでうちではダメなの?と思っていることもあるはず。
(偏りたくないから、同じ志向の集団に入るより多種多様の中にいたいと私は考えているし、
その中で我が家のルールがあるとイオリにはわかってほしい)

具合が悪くてお母さん優しいし、こんなこともしてみよう、と思ったのか
体調の悪さが「〇〇すべき」というイオリの囲いを崩したのか。
少し真面目すぎる娘が、子どもなら当たり前にやるようなことをやる。
これもバランスのとり方なのかもしれないと思ってみたり。

もしくは成長の過程での逆戻りかもしれない。
最近カズさんと上京し、遠く離れた祖父母の家に一人で泊まるという大イベントがあった。
少し前まで私と一緒じゃないと寝られないなんて言ってくっついていたのに、突然そんな挑戦をした。
日常のやり取りでも、親離れと受け取れるような返答もあるし、大人びた言動も増えてきた

大人の階段のぼってるな~と思った矢先の不調、そして子どもらしい振る舞い。

バランスをとる、こころの調和のタイミングだったのかもしれない。
身体の不調が、それを良しとしてくれたのかもしれない。

身体のサインにはきっと意味があるし、ため込んだものをきれいにする機会になる。
もちろん遊び過ぎた分、たくさんの休息で補い身体も回復した。
看病しながら私自身のふがいなさも認められたし、見直せたし、
イオリとの関わり方、母娘のバランスにも考えが及んだ。
娘が元気になって家族の調和がとれ、また穏やかで忙しい毎日が送れている。

こうやって振れながら、揺られながら、バランスの大切さを感じられる。
人間の持つ潜在的な力、こころと身体のホメオスタシスに気づける。

娘は完全復活し、なんとなく吹っ切れたような印象がある。
また、成長していくのかな。

ヒトをつくる要素

前回の記事から寿命の続き。

こちら

実は、タバコなんかより、
ヒトとの繋がりの濃淡が寿命に大きく響いてくるという話。

もちろん個体差はあると思うけど、
(孤独が好きなヒト、耐えられるヒトはいると思う)
人間ですから。

人と人の間と書いて人間。

繋がりなくしては生きられない生物なんです。
それが科学的に証明された、ということでしょう。

さて、僕らは幸福を最大限求めるとしたら、
ポートフォリオ(資産の分散)を
「お金」だけでなく
友達あるいは信頼できる人も加えるべきでしょう。

そういう関係をしっかり作ることも、
健康=幸福につながるということなのですから!

早く大人にならないことですw

ココロが若いヒトは長生きの傾向があるとのこと。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35058090.html?tag=top;topStories

そうですよね~

活性化、が要因だと思います。

細胞の生まれ変わり
新陳代謝

傷が治ったり、
疲れが早くとれたり、
朝から元気だったり。

これらはカラダが勝手にやってくれるのではなく、
自分のイキイキとした心持がカラダに影響し、
カラダはそのイキイキと弾んだバイブスに応えるべく、
カラダをリフレッシュしていく、、、

心身一如

ですね。

いつまでたっても、
「あれやりたい!」
「これやりたい!」
ってチャレンジしていきましょう!
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