ハナムスビ オフィシャルブログ

お豆のレストランをはじめに、こころ・からだの健康を提案していきます。愉しいこと、気持ちいいこと、嬉しいことを健康から!

雨水

立春から雨水へ。
雪が溶けだし、雨に変わるとき。
農耕の準備をはじめる目安。
雛人形を飾ると良縁があると言われているとか(しまった!先週出してしまった…笑)

二日前に雨が降った。
ここ伊那では、「暖かな雨」とまでは言えないけれど、確かに大地を潤してくれた。

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今朝の中央アルプス。寒々しいようで、どこか穏やかに感じる。

休日、子どもたちと「春探し」
午前中は空気が冷えていたけれど
午後は陽ざしが暖かく、明るい光が私たちを呼んでいるようだったから。

岩のかげにひっそりと福寿草。
去年五つ色違いで植えたチューリップ、何日か前に見たときはなかった芽を娘が目ざとく発見!
桜もミツバツツジもつぼみはまだまだぎゅっと堅そうだけど、
大地では春の支度が始まっているんだなぁ。

陽があたらない場所では雪が残っている。
朝、娘を保育園に送るときには土を踏むと「ガリッ」「ジャリッ」と音を立てる。
それでも春に近づいているんだなぁ。

この春、娘は小学生になる。
親に甘えたり頼ったりしつつも、「自我」「自分の主張」が見られるようになった。

お友達との関わり方が変わった。図書館で選ぶ本が変わった。
親の言うことに疑問を投げかけるようになった。
はじめは出来なかったことも努力を続ければ出来るようになる喜びを知った。
季節の春だけでなく、娘の人生においての春がやってくるな、と思う。

この春、きっと息子は歩き出す。
自力で立ち上がっては雄叫び?をあげて「できた!」アピール。
視界が広くなって喜びがあふれている。

雪がとけ、止まっていたかのように見えていた自然の営みが芽吹く。
日を追うごとに鳥のさえずりが増え、重なり、大きくなっている。
庭づくりの計画をしよう。

今年の春はたのしみがいっぱいだ。

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少し前の雪の日、いつもと違う光景に目を奪われていた息子の後ろ姿



冬の過ごし方。大豆とともに

早いもので、もう1月が終わってしまう。
冬に入り、カズさんは薪を切ったり積んだり相変わらず動いているけれど
やはり雪国、春夏秋に比べると家にこもりがちになる。
「やらなくてはいけないこと」が格段に減って、私は今年に入ってからのんびりモードです。

雪国とは言っても、雪だるまをつくれるくらいの雪はまだ二回。
日中暖かくて息子とテラスで遊んでいる日もあります。
朝晩はマイナス10度に近いときもあるけれど、
薪ストーブがパチパチ音を立てるリビングは、以前住んでいた東京のマンションよりむしろ快適。
温泉のように身体の芯から温まるのか、みんな風邪もひきません。

冬に入ったら裁縫など手作りをしようと思っていたのに1月は手付かず。
ようやく椅子の生地を張り替えるためサンプルを見始めました。
娘が今年小学生になるので、部屋のカーテンや照明作りも考え始めよう。
本や雑誌を読んだり、息子と遊んだり、ボランティアに行ったり、
貴重な貴重な充電期間。

野菜たちは、大根、白菜、ねぎ、かぼちゃ、芋がまだ残っている。
これらとお米、乾物やお豆さんがあるだけで、ひとまず安心。
おやつになる干し柿、小豆、さつまいももある。
そうだ、夏に大量に採れた加熱用トマト、サンマルツァーノを詰めた瓶も残っている。
冬でも食材が豊富ということが嬉しい。豊かな気持ちになれます。

唯一「やらなくてはいけないこと」が
大豆の選別!

11月に刈り、乾燥させた大豆。
12月に唐箕にかけました(唐箕はいただきもの。カズさんがキレイに整備!)

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雨が多かったからか、密にまきすぎたか、虫にやられたのか…
残念ながら大豆の状態はイマイチ。
使えるもの、捨てるものを日々選り分けています。

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自分たちで大豆を育て、味噌をつくる!!
味噌づくりは一般に大寒から立春の間にと言いますが、
ここ信州ではそうすると凍る可能性があると聞き、3月頃お味噌づくりをする予定。
麹も自家製で…(ただ今実験中)

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もちろんハナムスビ米からつくった麹!醤油麹、甘酒、おいしくできました◎

春のことを見据えながら
薪ストーブと一歳になってかわいさ倍増の息子に癒されながら
コツコツ、コツコツ、大豆と向き合う毎日です。

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僕らに時間的ゆとりはあるのだろうか?今年の課題

この場に来て二回目のお正月。

今年一年、やるべきこと、やりたいことをピックアップして、
一年の計画をアレコレ思案しているところです。

どうすればスムーズにコトが運ぶだろう?

どの方向見てもやること、やり残した宿題が見つかってしまうこの生活、
いかにして「時間的ゆとり」を作るかが最重要課題です。
これは去年の反省から得た、最大の学び。

身体が動く限り、とめどなく作業をしてしまうのは、
単純に歓びがあるから。
しかし気づいたときにはず~~~っと頭の中が
〝やらなきゃいけない!″モードで、
いつの間にか周りも疲れている事がママあり、
何が優先課題か見えなくなることがある。

これは避けないと。
最優先課題は家族と「今この時」をシェアすることだから、
そのメリハリを今年はつけていきたい。

さてと。
ここ伊那谷は1月から3月末まで畑には入らず、
4月から12月は田んぼ、畑でグルングルン、フル回転で
雨の日以外はたいがい土に触れて、農作物と戯れているのが大まかな時の過ごし方。

今年は、
お米
調理用イタリアントマト
ポップコーン
モロヘイヤ
ジャガイモ
サツマイモ
木曽紫蕪
松本一本ネギ
大豆(枝豆も。ああ枝豆!夏が待ち遠しい)
カボチャ
大麦
小麦
蕎麦(できれば)
干し柿!

あたりを主軸に四季の野菜を食べる分ボチボチやっていきます。

漬け物がどうしても上手にならないので、
今年はどなたかご近所の漬け物名人にしっかり習いたい。
この土地、独自のやり方があるから。
沢庵、野沢菜あたりかな。

3月には味噌づくり。
去年採れた大豆と自分の米で麹を作って念願のマイ味噌。
これがやりたかった!
そのためにも去年からの宿題、大豆の選別を早めにやろう。
麹づくりも、もう一つ壁があるのでせっせと練習してマスターせねば。

去年は、夏の一番暑く、忙しい時期にウッドデッキを作成して、
とてつもなく忙しかったので、
やはり大きな製作をする大工仕事は農閑期、
つまり1月から3月末まで!

今年は子どもの遊び部屋、ファイアースペースづくりが待っている。
子どもがワクワクするような場、、、
まだ、現実と夢の間を行き来する間は、
たっぷりとワンダーな空間に浸って想像の世界を堪能してもらわないと。

そしてそして、年末の12月に一年の総決算、
一年を通して自然と向き合い、心を養い、周りの人や環境に心配りできるよう精進して、
年越しそばを打ちたい。
お年賀用に干し柿、
正月のお飾り用にしめ縄を。

餅つきもしたいけれど、、、
臼と杵がほしい。
これはタイミングかな、待ってま~す!

ワークショップは、
「森と木と生活(仮)」を何度かやりますね。
以前ブログに書いたように
こちら
今年は森に入って生活と身体の使いを学んでいきます。
参加したい方は是非!

そしてボチボチ、ハナムスビを始動!
これが今年の大きな一歩かな。
いきなり店を構える、ってわけではなく、
できる範囲で、将来に向かって一歩を踏み出します。

ゲストハウス

リトリートに近い形になりそうです。
でも僕らの目指すものは、
見て、触れて、聞いて感じる、、、
身体をとおした経験による心地いい記憶をそこにいるみんなでシェアすることにあるので、
心身の健康は間違いなく含まれますが、
リトリートのようにかっちりとではなく、
心地いい記憶を刻むための心身を整える場にしていきたい。

もちろん
ヨガをはじめ身体を整えるワークショップ、
料理教室をとおして大切な食のことも多くの人とシェアしたい。
何かやりたい人がいれば連絡ください!

そんなこんなで、一年。
はたして僕らに
「時間的ゆとり」
がもたらされるのだろうか?!

これが課題ですw

ぜひ遊びに来てください。
愉しいことをシェアしましょ。

干し柿 2016

今年もお世話になった方々に、干し柿を送ることができた。

手帳を見ると11月1日に「柿開始」と走り書きしてあった。
風がぐんと冷たくなる頃、他の農作物が落ち着く頃、
この地域の年配の方たちは「そろそろ」と言って渋柿を収穫する。

今年はカズさんが「自由に採っていい」と聞きつけた柿の木に突進して
市田柿をごっそり採ってきた。
とは言っても二番手三番手で、小さめの市田柿たち。その数600個。

その日から柿むきの日々。
洗って、皮むいて、紐でつなげて、干して・・・
後半になると柿が柔らかくなる。貧乏性の私たちはスピードを上げてむいていく。

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この吊るされた姿がかわいい。


数日後、お隣の農家さんが「うち、もう柿採り終わったから残り自由に採っていいよ」と。
こちらは、ひらたね柿。大ぶりで甘く仕上がる。

キラーーーン
干し柿ラブのカズさん、早起きして仕事の前に収穫に向かう。その数100個。
また洗ってむいて干しての作業が始まる。

感覚がマヒしてきた私「こんなのすぐむけちゃうから、もう一回採ってこれば?」
「よしきた!!」
さらに収穫、その数100個。

こうして今年も柿のカーテンの出来上がり。

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うん、満足。


昼間はからっと晴れ、朝晩は冷え、風も適度に吹いた。
(去年は11月がとても暖かく、カビにやられた方も多かった。我が家も扇風機回したなぁ)
途中雪が降ったこともあったけれど、月日の蓄積が渋さを甘味に変えていった。

ただ干してあるだけではないハナムスビ干し柿。
毎日干し柿を愛でているカズさん
あれ、姿が見えないなーと思うと、外で干し柿すべてを丁寧に揉んでいる。
味見しては「しまった、揉むのが遅かったかも!硬くなってる!」
・・・大変過保護に育てていました。

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あまりに干し柿を愛しているので、「干し柿王子」と呼んでやりました。


そんな努力と天の恵みが合わさり、12月中旬
黒く変色し、粉もふいて、甘さがぎゅっと濃縮された干し柿が出来上がりました。

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市田柿

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ひらたね柿

それぞれの個性もまた美味しく愉しめる。

目標は「あんこを越える」
だそうです。達成したら王子から王に昇格するとか・・・
食べる度に一つ一つの干し柿を講評、どれだけ幸せか毎回語る王子です。

おかげさまで皆さんに喜んでもらい、もちろん家族も毎日食べ(11ヶ月のケイゴも)、
冬のお愉しみが続きます。

バランスを取り戻すとき

娘の不調を考察する。

娘が体調不良になった。
めったに熱を出さない丈夫な子で、小さい頃から本当に頼もしくありがたく思っている。
今回は感染症のものではなく不摂生から始まった不調なのだけど、思った以上にこじらせた。

食欲がないので元気が出ず、薪ストーブの前で転がっている。
夜中だけ深い咳が出る。数日続けて咳こんだ拍子に吐いてしまい、よく眠れなかった。
朝起きられず、起きても気分がすぐれなく、不機嫌そうに丸まっている。
遊びたい。でも動けない。ストレスがたまっているのがありありと分かる。
「痛い?」「つらい?」「気持ち悪くない?」・・・うるんだ目をして首を横に振る。
「お母さん、何かできることあるかなぁ」と聞くと、
「そばにいてほしい」とか細い声で答えた。

私はいつも動き回っている。そして合理的に動きたがり、たぶん家族にもそれを求めている。
娘に「あそぼう」と誘われても
「今やっていることが終わったらね」「時間がないからちょっとだけね」とつい言ってしまう。
作物は待ってくれないから、たくさんの家事があるから、赤ちゃんもいるから。言い訳はいっぱいできる。
でもその中でもあそびをつくったり、余裕を持ったり、楽しくすることはできるはずなのだ。
(カズさんは娘の気分をうまく乗せながら仕事をこなす)

普段は娘も友達の家に行ったり物作りに取り組んだり、常に楽しい刺激を探して忙しくしているので
母に構ってもらえない(それでも頑張って遊んでるつもりだけど!)不満も何となくやり過ごしているのだろうけれど。

身体がなんだかおかしいという状態で、娘は少しずつたまった不満を清算するかのように
集中して関わってもらえる時間を求めているのだ。
「いま」「自分だけを見て」ほしいのだ。
そばにいて、という切実な響きにはっとした。

こんなときこそ甘えたいよね。いろいろ聞かないで、ただそばにいてほしいよね。
こころが安息を求めていて、きっと望みがかなうことでバランスを取り戻す。
身体の不調がこころの叫びを発信することを促してくれたのかもしれない。

そしていつもと違うところは、わがままでお行儀が悪かった(笑)
すごく厳しくしつけているわけではないけれど、娘は真面目でルールを重んじる優等生タイプで
親としては助かる一方で、もっと気持ちの赴くまま自由にしたり、いたずらしたり、
子どもらしくいてくれてもいいのにと思っていた。

不調になったとたん、床に座り込んで食事したり食べ物で遊んだり、変なことを言ってみたり、
いつもと違う娘がいた。
友だちもたくさんできて、いろんな家で遊んで、発見や学習をしていると思う。
食習慣、テレビやゲーム、親子関係…うちと違う、なんでうちではダメなの?と思っていることもあるはず。
(偏りたくないから、同じ志向の集団に入るより多種多様の中にいたいと私は考えているし、
その中で我が家のルールがあるとイオリにはわかってほしい)

具合が悪くてお母さん優しいし、こんなこともしてみよう、と思ったのか
体調の悪さが「〇〇すべき」というイオリの囲いを崩したのか。
少し真面目すぎる娘が、子どもなら当たり前にやるようなことをやる。
これもバランスのとり方なのかもしれないと思ってみたり。

もしくは成長の過程での逆戻りかもしれない。
最近カズさんと上京し、遠く離れた祖父母の家に一人で泊まるという大イベントがあった。
少し前まで私と一緒じゃないと寝られないなんて言ってくっついていたのに、突然そんな挑戦をした。
日常のやり取りでも、親離れと受け取れるような返答もあるし、大人びた言動も増えてきた

大人の階段のぼってるな~と思った矢先の不調、そして子どもらしい振る舞い。

バランスをとる、こころの調和のタイミングだったのかもしれない。
身体の不調が、それを良しとしてくれたのかもしれない。

身体のサインにはきっと意味があるし、ため込んだものをきれいにする機会になる。
もちろん遊び過ぎた分、たくさんの休息で補い身体も回復した。
看病しながら私自身のふがいなさも認められたし、見直せたし、
イオリとの関わり方、母娘のバランスにも考えが及んだ。
娘が元気になって家族の調和がとれ、また穏やかで忙しい毎日が送れている。

こうやって振れながら、揺られながら、バランスの大切さを感じられる。
人間の持つ潜在的な力、こころと身体のホメオスタシスに気づける。

娘は完全復活し、なんとなく吹っ切れたような印象がある。
また、成長していくのかな。

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